例年学究舎ゼミナールに入塾する中学1年生の4月号の学力テストの平均偏差値は、その年によって微妙に異なるが50から54の間(育伸社学力テストより)で、低いときは49という年もあった。その偏差値が中学3年生の8月ごろには、平均64程度までに上がるのが常である。ときには66になることもある。
なぜこれほどまでに成績が上がるのかというと、これまでの35年間で積み上げてきた様々な工夫と経験が今の授業に集約されているということだと思う。学究舎独特のやり方がその後ろを押している。講師は私ひとりで、生徒の成績等をすべて管理し、その生徒の性格等を考慮して声かけをしている。基本的には程度の差はあれ、長期的にはほとんどの生徒の成績は伸びるのだが、少ししか伸びない生徒は急激に伸びる生徒に置いて行かれてしまう。
例年中学1年生のときの4月から翌年の1月の間で平均の偏差値が5から6またはそれ以上伸びる。個人では10以上伸びる生徒も何人かいる。もちろん私の話を聞いてその指示を実行した生徒である。
下の表はその一例で、2017年から2018年にかけての各生徒の偏差値の推移だ。伸び率の大きい生徒の順番で並んでいる。もちろんほとんど伸びていない、または下がっている生徒もいる。
ちなみにこのテストの偏差値68というのは東葛飾高校合格可能性およそ60%であり、偏差値が63あれば専修大松戸高校のA類がほぼ受かる成績である。
中学1年生 |
2017年4月号偏差値 |
2018年1月号偏差値 |
A |
53 |
66(+13) |
B |
48 |
60(+12) |
C |
57 |
68(+11) |
D |
47 |
57(+10) |
E |
56 |
64(+8) |
F |
56 |
64(+8) |
G |
57 |
64(+7) |
H |
57 |
64(+7) |
I |
52 |
59(+7) |
J |
61 |
67(+6) |
K |
55 |
61(+6) |
L |
40 |
46(+6) |
M |
54 |
59(+5) |
N |
53 |
58(+5) |
O |
53 |
55(+2) |
P |
50 |
51(+1) |
Q |
60 |
60(±0) |
R |
60 |
59(-1) |
S |
48 |
47(-1) |
T |
64 |
62(-2) |
U |
49 |
46(-3) |
平均 |
53.81 |
58.9 |
(育伸社学力テストより)
なお現在の中学3年生は、昨年(2022年7月)新たに募集をしたときの7月号学力テストの平均偏差値が51.4で、それが現在(2023年5月号)は57.5まで伸びている。これから2学期に63程度までには伸ばしたいと思っている。
ちなみに、本年度3月入塾の中学1年生は、入塾テスト(2023年2月実施)の算数の平均点が約54点だったが、現在(同年5月号)では平均79点になっている。
参 考
2019年入塾中学1年生3教科偏差値推移
(19年4月号→20年1月号)
A 48 →62 (+14)
B 47 →61 (+14)
C 55 →68 (+13)
D 52 →65 (+13)
E 46 →59 (+13)
F 56 →66 (+10)
G 50 →59 (+9)
H 51 →57 (+6)
I 47 →53 (+6)
J 56 →61 (+5)
K 49 →53 (+4)
L 58 →60 (+2)
M 57 →57 (±0)
平均+8.38
。